沖縄県の沖縄本島で27日早朝に起きた地震で、世界遺産に登録されている勝連城跡(同県うるま市)が城壁の一部崩落の被害を受けていたことが同日午後、分かった。
城壁は琉球石灰岩の石積みで、同市教育委員会によると、崩れた部分は高さ約3・6メートル、幅約4・2メートル。石が周囲数十メートルに散乱しているのを、地震の被害状況を調査中の市職員が見つけた。26日に異常はなく、地震で崩れたとみられるという。
市などによると、勝連城跡は12~13世紀に地元の豪族が丘陵地に築いた城で、滑らかな曲線状に石を積んだ城壁が特徴。「琉球王国のグスクおよび関連遺産群」の一つとして、首里城や識名園(いずれも那覇市)などの文化財とともに世界遺産に登録されている。
(47news)
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