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世の中の出来事を書き留めます
中国商務省は20日、読売新聞の取材に対し、中国がレアアース(希土類)の輸出枠を来年30%削減するとの中国紙の報道について「根拠がなく全く誤報」と否定した。
商務省は「中国は世界にレアアースを供給し続ける」とする一方、資源保護のために採掘や輸出を制限する措置を継続する考えを示した。こうした措置は世界貿易機関(WTO)の協定と「矛盾しない」と述べた。
香港で17日、ノーベル平和賞に決まった劉暁波氏の釈放を求める民主派団体による抗議デモがあった。約40人が中国政府の駐香港事務所前で、投獄されている劉氏や自宅で軟禁状態にある妻・劉霞さんの早期釈放などを訴えた。参加者たちは劉氏の顔写真を印刷した面をつけて、「投獄は中国の恥だ」「釈放して授賞式に出席させろ」「民主的な中国を作ろう」などと声を張り上げた。
中国河北省石家荘市で、軍事管理区域に立ち入り違法な撮影を行ったとして、中国国家安全局に拘束されていた中堅ゼネコン「フジタ」の現地法人「藤田中国建設工程有限公司」(上海)社員、高橋定(さだむ)さん(57)が10日、帰国し、東京都内のフジタ本社内で記者会見した。
高橋さんは解放から一夜明けた同日午後0時30分頃、上海からの中国機で羽田空港に到着。家族と同社で再会した。
会見で高橋さんは「日本国民の皆様にご心配をおかけして、おわび申し上げます」と切り出し、「日本に帰って、大変うれしく思っている」と話した。
自らが撮影していたビデオを中国当局の取り調べ中に見せられたところ、「軍事禁区」であることを示す看板が録画され、同行していた現地法人の中国人社員が、軍事禁区であることを指摘する音声も録音されていたという。高橋さんは「軍事禁区という意識で撮影はしていない。(中国人社員の声は)認識していなかった」と説明した。
2010年ノーベル文学賞にはペルー出身のマリオ・バルガス・リョサ氏(74)が選ばれた。
スウェーデン・アカデミーは7日、「権力の構造を詳細に描き出し、個人の抵抗と闘争、敗北などを痛烈に描写した点を高く評価し、(リョサ氏を)受賞者に選定した」と明らかにした。
発表直前まで海外メディアで有力な候補に挙げられていた詩人の高銀(コ・ウン)氏(77)は今年も受賞はならなかった。
リョサ氏はラテンアメリカ文学を代表する作家で、政治・社会の現実について積極的に声を出すことで有名だ。スペイン語文化圏の最高栄誉であるセルバンテス文学賞を95年に受賞している。また毎年ノーベル文学賞の候補に挙がってきた巨匠だ。『パンタレオン大尉と女たち』 『世界終末戦争』など多数の本が国内でも翻訳されている。作品を通して政治・社会批判的なテーマを表現してきた。
国連安全保障理事会は9日午前(日本時間同日深夜)、韓国哨戒艦沈没事件に関する全体会合を開き、「沈没を引き起こした攻撃を非難する」などとした議長声明案を全会一致で採択した。日米韓3カ国は北朝鮮を名指しした上での強い非難を求めたが、中国がこれに反発したため北朝鮮の名指しは避け、文書の位置付けも法的拘束力がない「議長声明」とした。
声明は「北朝鮮の魚雷による沈没」と結論付けた韓国合同調査団の調査結果を引用し、事件に関して「深刻な懸念」を表明。ただ、沈没を引き起こした主体には触れず、「攻撃を非難する」との表現にとどめた。
また、声明は中国に配慮するかたちで「事件とは無関係であると主張する北朝鮮など関係国の反応に留意する」とも明記しており、「北朝鮮が高笑いしそうな骨抜き文書」(米メディア)との指摘も出ている。
今回の声明は、北朝鮮の名指し非難を避けた先月の主要国(G8)首脳会議(ムスコカ・サミット)の首脳宣言とほぼ同じ内容。米国のライス国連大使は議長声明について表向き「安保理が哨戒艦事件についてメッセージを出せた意義は大きい」と語ったが、中国が文案に反発して結果的に何らメッセージを出せない「ゼロ回答」を避けるため、日米韓が中国に大幅譲歩した格好だ。
韓国は6月4日、安保理に事件への適切な対応を求める書簡を提出。5常任理事国に日韓を加えた7カ国が関連文書について交渉を続け、7月8日に文言の内容で合意。同日、米国が安保理非公式協議で議長声明案を提出していた。
(itmedia)ロシア人スパイ団が米当局に逮捕されたことを受け、目下、Facebookのロシア版ともいえるコミュニティサイトには、まるで冷戦時代に戻ったかのように疑惑と憤りの声が渦巻いている。スパイ容疑をかけられた2人のロシア人のページに、愛国的な反米メッセージが続々と書き込まれているのだ。
ロシアスパイ団の一味であるとの嫌疑で米当局に逮捕されたミハイル・セメンコ容疑者とアンナ・チャップマン容疑者のページには、「ロシアは決してあなたを見捨てない!」といったメッセージが多数寄せられている。30日には、100人以上の人たちがこのロシア語のソーシャルネットワーキングサービス(SNS)サイトodnoklassniki.ruに同様の支援メッセージを残している。
セメンコ容疑者のページには、「くじけずに頑張れ、ミハイル。これが米国の魔女狩りだということは、皆が知っている」と、冷戦の最中に米国のジョセフ・マッカーシー上院議員が進めた反共産主義運動に言及したメッセージも書き込まれている。
米国政府がロシアのスパイとみられる10人を逮捕したのは今週初めのこと。その後、秘密の会合やあぶり出しインク、秘密の通信などをめぐるさまざまな記事が米国各紙の第一面をにぎわせている。
ロシア政府は当初、この逮捕に強く反発したものの、その後、「米ロ関係に悪影響を与えるものではない」との見解を示している。
セメンコ容疑者のページによると、同容疑者は27歳、odnoklassniki.ruに最後にアクセスしたのは5月24日となっている。プロフィールの写真には、ワシントンのホワイトハウスの正面に立つ、サラサラとした髪の笑顔の若者が写っている。
同容疑者のページには、「米国人というのは、どうすれば人を怖がらせられるかを本当によく分かっている」といったコメントをはじめ、米国人を激しく非難し、逮捕されたロシア人たちの無実を主張する数多くのコメントが寄せられている。
コメントを投稿している人々は、10代の男の子から、女性の年金生活者まで、多岐にわたる。
チャップマン容疑者――ロシアのメディアによると、本名はクシチェンコとのこと――が最後にこのサイトにアクセスしたのは6月20日。28歳の同容疑者のプロフィール写真には、明るいブルーのビスチェを着た、長く茶色い髪の女性が振り向き加減で写っている。
多くの女性がチャップマン容疑者を応援しているが、そのうちの1人は次のように書き込んでいる。「アンナはすぐに帰ってくるだろう。アンナは大いに尊敬されるべき人物だ。彼女の本や彼女の映画もできるだろう」
逮捕されたスパイ団は、ロシア政府のために小型核弾頭の開発情報から米中央情報局(CIA)への就職希望者の素姓まで、さまざまな情報を集めていたとされている。
菅直人首相は27日午後(日本時間28日朝)、カナダ・トロントで記者会見した。韓国の哨戒艦沈没事件を巡り、G8サミットの首脳宣言で北朝鮮を非難したことについて「国連安全保障理事会にも非常に大きな影響がある」と述べ、国連安保理での非難決議につながるとの認識を示した。
首相はG8サミットと、新興国を加えた主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の閉幕に伴い会見。北朝鮮の問題に関し、「G8の首脳からも、しっかり対応しようという話も出されている。国連でも議論しており、(宣言を)反映させるよう各国が努力しようとなった」と語り、国連での議論の進展に期待感を示した。