大相撲の大関琴光喜関(34)=佐渡ケ嶽部屋=が、野球賭博にかかわり口止め料を要求されていたと週刊誌が報じた疑惑をめぐり、警視庁組織犯罪対策三課は二十二日、琴光喜関本人から事実関係について任意で事情聴取した。
同課幹部によると、事情聴取は警視庁本部で行われ、今後も琴光喜関や日本相撲協会から事情を聴く方針。琴光喜関は同日の夏場所十四日目で勝ち越しを決めたばかり。
二十日発売の週刊新潮は、琴光喜関が野球賭博をして暴力団関係者から口止め料などとして一億円を要求されるトラブルになっていると報じていた。
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琴光喜関はこれまで、記事の内容について「全くない」と報道陣に完全否定。師匠佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)も、琴光喜関に記事が事実無根であることを確認したといい「弟子を信じる」と話している。
日本相撲協会の陸奥生活指導部長(元大関霧島)は、佐渡ケ嶽親方や記事で所属力士らが取り上げられた阿武松親方(元関脇益荒雄)らに事情を聴いた。両親方は当事者が関与を否定していることを報告した。
(スポーツ)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010052302000054.html
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