東京・霞が関の厚生労働省で19日、介護分野に限った就職面接会が開かれた。人手不足の介護業界に就職してもらおうと同省が14日から全国で初めて実施した「介護就職デイ」の締めくくりで、失業中の人や来春卒業予定の学生ら538人が来場した。
主に東京都の区部に介護施設を持つ会社や社会福祉法人など計50事業者が参加。面接ブースで来場者が仕事の内容などを聴いた。
2社と面接した北区の女性(38)は「北海道でデイサービス施設で働き転居したばかり。介護福祉士の資格を取るため経験を積みたい」と意欲的。9月に飲食店を廃業した男性(37)は「介護業界に入る気持ちを固めている。自宅近くの会社と面談した」と話した。
長妻昭厚労相は「介護現場で生きがいを持って働いていただくことはありがたい。介護を立て直す絶好のチャンス」とあいさつ。介護職の人たちとの意見交換会では進行役を務め、やりがいや苦労などを聴いた。
(毎日)
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