岩手県平泉の文化遺産が世界遺産登録候補として推薦されることが18日、決まった。政府は今月末までに登録推薦書を国連教育科学文化機関(ユネスコ)に提出する。県や地元・平泉町も、夏以降に実施される国際記念物遺跡会議(イコモス)の現地調査に向けた準備を本格化させる。
平泉は登録が見送られた2008年に続く再挑戦で、来年夏の世界遺産委員会で登録の可否が決まる。
前回は、構成資産が広範にわたり、テーマの「浄土思想」も外国人には難解だったことが“敗因”とされている。このため、今回は構成資産を中尊寺、毛越寺など6つに絞り、世界遺産登録が決まった場合に残る3つを追加申請する。
県には18日昼前、文化庁の担当者から申請決定の一報が入り、達増拓也知事が「今後はさらに気を引き締め、現地調査に万全の態勢で臨みたい」とコメントを発表した。平泉町の高橋一男町長も「追加申請とせざるを得なかった資産のためにも、今度こそは確実に登録に持ち込みたい」とコメントした。
(産経)
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