米インターネット検索大手、グーグルは19日、中国で20日に予定していた独自開発の携帯電話端末の販売開始を延期することを明らかにした。AP通信が伝えた。今後の販売予定は不明。
グーグルは中国からサイバー攻撃や検閲を受けたとして中国事業の撤退を検討しており、この問題が販売延期に影響した可能性もある。ただ、グーグルの広報担当者は延期の理由を明らかにしていない。
グーグルは今月上旬、独自に開発した高機能の携帯電話端末「ネクサスワン」を米国などで発売。中国では昨年、高速データ通信に適した第3世代携帯電話のサービスが始まり、携帯電話市場が急拡大。グーグルも中国市場への投入を視野に入れていた。
ネット接続を重視した「スマートフォン」と呼ばれる高機能携帯は、欧米市場ではカナダメーカー製の「ブラックベリー」と米電子機器大手アップルの「iPhone(アイフォーン)」が人気を二分。中国でもiPhoneなどが一部で売れているが、普及しているとは言い難く、市場開拓の余地は大きい。
(47news)
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