千葉県市川市で07年3月、英国人女性リンゼイ・アン・ホーカーさん(当時22歳)の遺体が見つかった事件で、指名手配中の市橋達也容疑者(30)が潜伏していた大阪府茨木市の土木会社の寮の部屋から、パスポート申請に関する書類が見つかったことがわかった。市橋容疑者は今年夏ごろ、同僚に「海外を旅したいので、パスポートを取得したい」と話しており、この書類を押収した千葉県警は市橋容疑者が海外逃亡を図っていた疑いもあるとみて調べている。
市橋容疑者は昨年8月から先月11日に姿を消すまで、土木会社の寮に住み込みで働いていた。元同僚や捜査関係者によると、市橋容疑者は今年夏ごろ、「ずっと引きこもっていたので世界を見たい。パスポートの取得を申請するには、何が必要か教えてほしい」などと話していたという。
今月5日に市橋容疑者の整形手術後の写真が公開され、会社関係者からの通報を受けた県警の捜査員らが市橋容疑者の部屋を調べたところ、パスポートの申請方法などが記された書類が見つかった。
海外渡航の準備に関する書籍の購入も、同僚に頼んでいた。同僚は先月2日、大阪市北区の書店で関連書籍を買い、市橋容疑者に渡したという。
(毎日)
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