大学入試センター試験は17日、理科と数学の試験が行われ、2日間の日程を終えた。追試験の受験を同日夕までに許可されたのは961人で、1995年の934人を上回って過去最多になった。うち新型と季節性のインフルエンザを理由にしたのは384人。入試センターは最大5万人に対応できるように47都道府県48会場の追試験会場を確保していたが、担当者は「少ない人数でほっとしている」と話した。
2日目は、大雪のため、北海道で交通機関が乱れ、試験時間を繰り下げたほか、長野県の会場で、試験を14分早く始めるミスがあった。
大学入試センターによると、列車の運休や遅れが相次いだ北海道では、北海道大など7大学8会場が全体の開始を1時間遅らせたほか、北星学園大では遅れてきた7人が1時間繰り下げて別室で受験した。北海道教育大では、最寄り駅があるJR学園都市線が夕方まで運休したため、繰り下げ措置にも間に合わない受験生が続出。31日に実施される追試験2日目の受験を77人が申請した。
開始時刻のミスがあったのは、長野市の信州大工学部の会場。理科(1)は午前9時30分に始まる予定だったが、同16分に監督者が「始めてください」と誤って指示した。ただ、終了時刻も14分繰り上げて試験時間は正規の60分間にし、本来の終了時刻まで対象者23人を会場で待機させた。
(朝日)
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