名古屋市熱田区の国道交差点で1日未明、信号待ちの男女3人が乗用車にはねられ死亡した事故で、直前にこの車が愛知県警のパトカーの追跡を振り切り、時速100キロ以上で逃走していたことが県警への取材で分かった。車は盗難車で、県警は現場から逃げた男女が犯罪行為に関与していた疑いが強いとみている。車内からブラジル人が使用していたとみられる携帯電話が見つかり、逃げた男女の遺留品とみて調べている。県警は同日、熱田署に特別捜査本部を設置。車は速度違反をして逃走中で、信号を無視して交差点に進入した疑いが強いことなどから、危険運転致死容疑の適用を視野に捜査する。
特捜本部によると、車は03年6月に同市名東区内で盗まれた車で、ナンバーは車検切れの別車両のものだった。同日午前0時45分ごろ、熱田区内の路上でナンバーと車体が一致しない不審車両としてパトカーが追い、職務質問しようとした。しかし車が急発進したため、サイレンを鳴らして追跡。高速で信号無視を繰り返したため、事故の直前、危険と判断して事故現場から約2・5キロ東の路上で追跡をやめた。
(毎日)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100202ddm041040016000c.html
テーマ : ニュース
ジャンル : ニュース