東京・秋葉原で2008年6月、17人が死傷した無差別殺傷事件で殺人罪などに問われた元派遣社員加藤智大被告(27)の第3回公判が5日、東京地裁(村山浩昭裁判長)であり、目撃者の男性に対する2人目の証人尋問が行われた。男性は「事件を機に、道端を歩くと前後から襲われないか怖くなり、気にするようになった」と不安を口にした。
証言によると、被告はトラックで2、3人をはね、降りた後に交差点まで「全力疾走のように」走っていった。通行人が肩をつかまれ、その場に倒れ込んだ。はねられた1人はぴくりとも動かなかった、という。
地裁は今回、傍聴席から見えないよう証言台と傍聴席の間についたてを設け、男性の精神的負担に配慮した。
被告は証人尋問の間、表情を変えずに時折メモを取り、書き込んだノートを弁護人に見せたりした。
次回公判は3月9日。負傷者2人の証人尋問を予定。
(47news)
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