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世の中の出来事を書き留めます
東国原英夫知事が「限界を感じた」という県知事職に、副知事だった河野俊嗣氏(46)=13日付で退職=が正式に名乗りを上げた。河野氏は記者会見で、しがらみのなさなど、県政継承を訴えながら、地方分権では「地方が声をまとめていかないと国を動かす力にはならない」と述べるなど、東国原氏との違いも強調した。各政党はまず、本人の話を聞く意向だ。(中島健、松井望美)
「私の基本姿勢は、東国原県政を発展的に継承するということです」
河野氏は記者会見で、県政の継承を宣言し、「行財政改革など重要な課題は改革の流れを止めることなく、私なりに取り組みたい」と述べた。
また、県民や各政党に対し「立場や主義主張を超えて、県民全体が一致団結して口蹄疫(こう・てい・えき)からの復興再生に力を結集していかねばならない」と協力を呼びかけ、「派閥の対立だとか、足の引っ張り合いが宮崎の発展を阻害してきたことは否めない。『時計の針を戻してはならない』という知事の言葉。まさに同感です」と語った。
一方で、東国原氏との違いも意識した。
「知事は大変発信力があったわけですが、裏腹として国や市町村、議会とのコミュニケーションという意味で、ものが言いにくい状況があった」と指摘。「様々な物産の販売だとか、あまりにも知事の存在感に頼りすぎていた部分がある。そういう部分は変えていければ」と述べた。
また、東国原氏が「限界を感じた」とする県知事職を目指すことについて「私は、国の立場から見ていて、地方がもっと声を上げていく必要を感じる。地方でまとまって声を上げていくことにチャレンジできれば」と述べた。