二日未明、埼玉県秩父市寺尾のパチンコ店「アスカスクウェア秩父寺尾店」で、二人組の男が自宅から拉致した男性店員(39)に金庫を開けさせ、売上金約二千万円を奪う強盗事件があった。二人組は北へ約十キロ離れた同県長瀞町まで男性を連れ去り、解放した。男性にけがはなかった。県警は強盗容疑などで二人組の行方を追っている。
県警によると、二日午前三時ごろ、同県東秩父村坂本のパチンコ店員が帰宅して乗用車を降りた際、二人組の男に刃物で脅された。二人組は男性を粘着テープで目隠しし、ビニール製のひもで後ろ手に縛って男性の車の後部座席に押し込み、男性が勤める秩父市のパチンコ店へ来た。二人組は男性が持っていた鍵で正面玄関左側の従業員用の入り口を開けさせ、事務所の金庫から約二千万円を奪ったという。
二人組は男性店員を再び目隠しして後ろ手に縛り、長瀞町井戸の空き地まで乗用車で運び、放置して逃げた。
県警によると、男二人は身長一六五~一七〇センチで目出し帽姿。一人は刃物のようなものを持っていた。
埼玉県内では、今年一月十九日未明、本庄市児玉町のパチンコ店副店長が二人組の男に自宅から連れ出され、店の金庫を開けさせられて約二千万円が奪われる事件があった。この事件でも二人組は犯行後に副店長を車で別の場所に運んで放置して逃げた。県警で関連を含めて捜査している。
(東京新聞)
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