東京都港区の六本木ヒルズで八月に死亡した飲食店従業員田中香織さん=当時(30)=に合成麻薬MDMAを渡したとして、麻薬取締法違反(譲渡)容疑で逮捕状が出た元俳優押尾学容疑者(31)が、田中さんの死亡直後、「クスリを抜きたい」と友人に相談し、移動したビジネスホテル内で大量の食塩水を飲んでいたことが捜査関係者への取材で分かった。
警視庁捜査一課は、この時、押尾容疑者と一緒にいた友人で三十代のネット販売業の男と、田中さんの携帯電話を六本木ヒルズの外の植え込みに捨てた元マネジャーの男の二人についても、逮捕状を取り行方を追っている。
同課によると、押尾容疑者は八月二日午後、ヒルズ内で女性と一緒にMDMAを使用。田中さんの容体急変後、友人や元マネジャーら四人を部屋に呼んだ。
捜査関係者によると、押尾容疑者と友人の男は救急隊が到着した後、ヒルズから出てホテルに移動。男は押尾容疑者に体内からMDMAを抜く方法を尋ねられ、別の男をホテルに呼び、この男の勧めで、食塩水を飲んだという。
(東京)
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