気象庁は18日、震度3以上の地震を対象として、地震検知から約2分後に震度と地域名を発表している「震度速報」について、発表のタイミングを約1分半後に約30秒間早めることを明らかにした。10月1日午後1時から実施する。これに伴い、最大震度が続報でより大きく修正されるケースが、これまでより増える可能性もあるという。
同庁は、地震の強い揺れが来る前に予測震度を知らせる緊急地震速報を2007年10月から一般向けに発表するようになり、実際に起きた揺れの震度を知らせる震度速報も、スピードアップを検討していた。
現在、各観測点の震度計では約1分間かけて揺れを観測し、その後の約1分間でデータが電話回線を通じて送信され、発表に至っている。同庁は、この後半の約1分間を半分に短縮できると判断した。
ただし、震源から相対的に遠い場所で意外に大きな震度が観測され、データ送信に時間がかかった場合などに、最大震度が当初発表より修正されることがあるという。
(時事)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009091800852
テーマ : ニュース
ジャンル : ニュース