小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」が2005年3月、口座に4億円を入金、約2カ月後に同額を出金したのに、05年政治資金収支報告書に該当する記載がないことが11日、関係者への取材で分かった。
陸山会の収支報告書不記載は、04年10月の土地購入前に小沢氏から簿外で借り入れたとされる4億円と07年春の4億円返済が問題になっており、約3年間で4回計16億円となった。
04、05年の4億円入金時に、小沢氏の地元岩手県奥州市の胆沢ダム(建設中)の工事に参入した水谷建設(三重県桑名市)の関係者が「小沢氏秘書に5千万円ずつ計1億円を手渡した」と東京地検特捜部に供述しており、4億円の原資につながっているかどうかが今後の捜査の焦点。
関係者によると、陸山会は04年10月29日、約3億4千万円で東京都世田谷区の土地を購入。当時事務担当だった元私設秘書の石川知裕衆院議員(36)=北海道11区=は特捜部に「手持ち資金が足りず、小沢先生から借り入れた4億円で購入した」と説明。
05年3月と5月ごろの4億円の入りと出については「小沢先生からいったん預かり、返した」と話しているといい、特捜部は石川氏を再聴取し、供述の信用性を検討する。石川氏は共同通信の取材に「覚えていない」と話している。
(47news)
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