鳩山内閣は22日、4月にも実施する副大臣と政務官の増員で、昨年11月の「事業仕分け」で注目を浴びた民主党の蓮舫参院議員を内閣府副大臣に起用する方向で最終調整に入った。行政刷新担当として事業仕分け第2弾を担う。複数の政府関係者が明らかにした。
鳩山内閣発足直後、蓮舫氏は厚生労働副大臣に起用される方向だったが、国会・党人事との調整で見送られている。鳩山内閣の支持率は、鳩山由紀夫首相と小沢一郎民主党幹事長の政治資金問題で下落。事業仕分けや公務員制度改革など政策遂行によって政権浮揚を図る方針で、「仕分け人」の象徴となった蓮舫氏起用で起爆剤とする考えだ。
また平岡秀夫衆院議員を経済財政担当の内閣府副大臣に、寺田学衆院議員を行政刷新担当の内閣府政務官に充てる方向で調整している。
政府は今国会で副大臣級3人、政務官級12人の計15人を増員方針。政府提出の政治主導確立関連法案と、民主党提出の関連法案を3月中に成立させ4月実施を目指す。
政府は、昨年の事業仕分けを担当した枝野幸男行政刷新担当相や蓮舫、寺田両氏ら7議員に加え、平岡氏ら5議員を昨年末、政策支援スタッフに起用した。
(47news)
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