「マスターズ」(8日開幕、オーガスタ・ナショナルGC)
約5カ月ぶりに公の場に姿を見せたタイガー・ウッズ(米国)に注目が集まる一方、日本から出場する石川遼(18)=パナソニック、片山晋呉(37)=フリー、池田勇太(24)=日清食品=の3選手も4日、コースを訪れ、精力的に練習ラウンドをこなした。石川は米国人記者の質問にこたえ、ウッズと同組でプレーすることへの意欲を示した。
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練習ラウンドを終えての帰り際、石川がAP通信のゴルフ担当でウッズ番としても知られるダグ・ファーガソン記者(47)から英語での直撃インタビューを受けた。
ファーガソン記者「昨年の全英オープンでもタイガーと同組で回ったけど、マスターズでも一緒に回りたい?」
石川「Of course(もちろん)」
ファーガソン記者「それはどうして?」
石川「I Iook up him(僕はタイガーを尊敬している)」
ファーガソン記者「でも、タイガーの周りは今たくさんの人が集まっていて大変だと思うよ。大丈夫?」
石川「It doesn,t matter(全然問題ないです)」
ウッズが姿を見せる前にコースを後にしたため、顔を合わせることはなかったが、ウッズ番の突然の直撃にも泰然自若。落ち着いた口調でウッズへの変わらぬ思いを語り、メジャーの大舞台での“再戦”を願った。
この日は9ホールを練習ラウンド。前日に続いて途中から片山と合流し、2日連続で特別レッスンを受けて「徐々に情報量が増えてきてる」と、オーガスタ攻略への手応えを得た。
「20歳でマスターズ優勝」という夢を掲げる石川は「(20歳を)通り過ぎれば不可能なことだけど、まだ通り過ぎていない。夢の夢だけど、可能性が残っている限りは、その夢を持ち続けてもいいんじゃないかと思う」と話しながらも、一方で「20歳の時に優勝争いできるようになれれば。今の経験を何年も先に生かしていきたい。毎年マスターズに出ることが目標」と、現実的な考えも口にした。
(デイリースポーツ)
http://www.daily.co.jp/golf/2010/04/06/0002842041.shtml
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