鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が、鹿児島地裁判決に従わず、懲戒免職の効力が停止された男性職員(45)への未払い給与支給を拒んでいる問題で、職員を支援する自治労鹿児島県本部は7日、市指定金融機関が法務局に供託していた約220万円が職員の口座に振り込まれたと発表した。振り込みは6日付。
職員は昨年7月、庁舎内に竹原市長が掲示した張り紙をはがしたとして懲戒免職になった。10月に鹿児島地裁が処分の効力を停止する決定をし、今年3月には執行停止による復職後の未払い給与支払いを命じた判決も確定した。しかし竹原市長は応じず、職員側の申し立てを受け、同地裁川内支部が市指定金融機関に未払い給与の差し押さえを命令していた。
振り込まれたのは、法的に復職した昨年10月23日から今年2月分までの給与とボーナス。3月分以降の給与などについても支払いがない場合は、あらためて差し押さえの請求をする方針。
(47news)
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