来日中のビルサック米農務長官は7日、東京都内で開かれたシンポジウムで講演し「バイオテクノロジーは遺伝子技術の有無にかかわらず、農村地域の貧困解消に寄与する」と述べ、最新のバイオ技術を活用する必要性を訴えた。
長官は「食料援助だけでは世界の飢餓を解決できない」と述べ、農業の生産性向上が欠かせないと強調。同時に「(新技術への)規制の意思決定は、恐怖ではなく科学に根差したものでなくてはならない」として、米国が力を入れる遺伝子組み換えなどの技術に対する警戒論をけん制した。
農務長官は8日に赤松広隆農相と会談し、米国産牛肉の輸入規制緩和などについて話し合う。
シンポジウムは米国大使館の主催で、食料需要の高まりへの対処法などについて日米の有識者らが議論した。
(47news)
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