任天堂(
京都市)など
ソフト関連メーカー55社は5日、
違法コピーされた
ゲームソフトが
携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」で使えるようになる機器「
マジコン」の不正流通で被害を受けたとして、東京都内の
通信機器販売業者など4社に、輸入、販売の差し止めと計約4億円の
損害賠償を求め東京地裁に提訴した。
任天堂によると、DSには複製ソフトの使用を防ぐ機能があるが、インターネット上で不正に公開されているソフトのデータをSDカードなどの記録媒体に取り込み、
マジコンに挿入してDSにつなぐと使用可能になるという。
原告にはほかに、大手のスクウェア・エニックス(東京)や
タカラトミー(同)なども参加。ネットからのソフトのダウンロード回数などから請求額を算出した。
任天堂は「販売業者には警告を続けているが、真摯(しんし)な対応が見られないケースがあり、法的措置を取った。
マジコンのまん延で業界全体が深刻な被害を受けていることをユーザーも知ってほしい」としている。
違法コピーソフトによる被害は深刻化しているといい、
任天堂などは別の5社に対しても、
マジコンの販売禁止などを求め昨年7月に提訴。東京地裁が2月に「不正競争防止法に違反する」として請求を認める判決を言い渡し、確定している。
(47news)
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009100501000781.html
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