映画界最大の祭典、第82回米アカデミー賞の授賞式が7日(日本時間8日)、ロサンゼルスで行われ、「ハート・ロッカー」のキャスリン・ビグロー監督(58)と「アバター」のジェームズ・キャメロン監督(55)の元夫婦対決は、「ハート-」が作品賞など6冠を獲得し、圧勝した。
ともに最多9部門にノミネートされていた「ハート・ロッカー」(日本公開中)のビグロー監督と、「アバター」のキャメロン監督は元夫婦。注目の対決は「ハート・-」が、作品賞や女性初の監督賞など6冠を獲得、3冠の「アバター」を圧倒した。
両作品をめぐっては先日、「ハート・-」のプロデューサーが、「アバター」には投票しないようにアカデミー会員にメールをしていたことが分かり、騒動になったばかり。ビグロー監督は、監督賞に続き作品賞で名前を読み上げられると、主演の米俳優、ジェレミー・レナー(39)と抱き合い大喜びで、「人生最高の瞬間! すばらしい仲間に感謝したい」。
映画は、イラク戦争の米軍爆発物処理班を描いた物語。ビグロー監督が「この賞はイラクやアフガンなど世界各地の戦場で命をかける軍人に捧げたい」と語ると盛大な拍手が。キャメロン監督も歓声をあげて立ち上がり、元妻をたたえた。
「アバター」は、撮影賞、視覚効果賞、美術賞など技術的な3つの部門を受賞。世界最高興収記録を更新中(約26億350万ドル)の同作。映像技術の高さを改めて証明した形となった。
(サンスポ)
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