「敬老の日」にちなんで総務省は15日現在の人口推計を発表した。65歳以上の高齢者の人口は2898万人、総人口に占める割合は22.7%といずれも過去最高となった。
女性高齢者は1659万人で、女性人口の25.4%、4人に1人を占めた。25%を超えたのは統計が残る50年以降で初めて。男性高齢者は1239万人で、男性人口の19.9%、5人に1人が高齢者となった。高齢者が1人でもいる世帯は1821万世帯。
高齢化が進むとともに、家計の苦しさも数字に出始めている。総務省のまとめで、世帯主が65歳以上で無職の世帯の1カ月平均消費支出は約20万6千円。これに対して可処分所得は16万4千円で4万2千円足りない。不足分が00年の2万円と比べて倍増している。最大の要因は税金と社会保険料の増加。00年の1万7千円が08年は2万4千円で、4割ほど増えている。同省によると、「不足分は預貯金などの金融資産の取り崩しなどで賄われている」という。
働く高齢者も増加しており、08年は過去最高の553万人。アルバイトやパートなど非正規の雇用者が増加しており、その多くはサービス業で働いている。同省は「高齢者人口の増加とともに、就
(朝日)
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