地下鉄サリン事件の
実行役として、殺人罪などに問われ、1、2審で
死刑判決を受けた
元オウム真理教幹部、豊田亨(41)、広瀬健一(45)両被告の
上告審弁論が14日、最高裁第2小法廷(竹内行夫裁判長)で開かれた。両被告の弁護側は「犯行当時は
マインドコントロール下にあった」などとして、死刑回避を求め、検察側は上告棄却を求めた。
判決期日は後日指定される。
弁論で豊田被告の弁護側は「心理操作され、適法な行為は期待できなかった」、広瀬被告の弁護側は「善悪を判断する能力を失っていた」などと述べ、ともに「深く反省し、後悔している」と訴えた。
1、2審判決などによると、両被告は
麻原彰晃(本名・
松本智津夫)死刑囚(54)らと共謀。平成7年3月20日、豊田被告が営団地下鉄(現
東京メトロ)日比谷線で、広瀬被告が丸ノ内線でそれぞれサリンを散布し、乗客や職員を殺害するなどした。
(産経)
オウム元幹部2被告の弁護側、上告審弁論で死刑回避求める
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