八ツ場ダム(群馬県長野原町)の建設中止に反対する流域の1都5県の知事が19日午前、現地の視察を行った。ダム建設予定地のほか住宅の代替地、建設中の湖面2号橋などを回る予定で、地元自治体や住民代表との意見交換の後に会見を行う。
八ツ場ダムは総事業費約4600億円のうち3210億円が支出され、6都県で1980億円を負担。7割の工事が完了している。国の建設中止方針に対し、関係自治体からは「地元の苦悩を真剣に受け止めて政策に反映していただきたい」(大沢正明群馬県知事)「7割がたできているプロジェクトを止める意味合いが理解できない」(石原慎太郎都知事)などと反発が出ていた。
この日、視察に参加したのは、大沢知事と石原知事、上田清司埼玉県知事、森田健作千葉県知事、橋本昌茨城県知事、福田富一栃木県知事の6人。
一方、前原誠司国土交通相は6都県の知事あてに手紙を送付し、意見交換の場を設定したい意向を伝えている。
(産経)
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091019/lcl0910190926000-n1.htm
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