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世の中の出来事を書き留めます
東京都内の飲食店経営者が現金を脅し取られたとされる事件で、東京第4検察審査会が恐喝罪で不起訴(起訴猶予)となった会社役員の男性(53)を「起訴相当」とした議決を受け、東京地検が民主党・横峯良郎参院議員(50)から参考人として事情聴取していたことが6日、わかった。
議決は、横峯議員が「事件に深く関与した」と指摘していた。聴取は計5回行われ、横峯議員は事件への関与を全面的に否定したという。
東京地検は、今月中にも会社役員の刑事処分を判断する方針。
議決によると、会社役員とプロレスラーら6人は2009年6月、渋谷区の飲食店で、同店経営者から現金約30万円を脅し取ったとして恐喝容疑で逮捕されたが、東京地検は全員を不起訴(起訴猶予)とした。
爆発物か? 「不審物」の正体は鉄道模型だった。5日朝、名古屋市中区のビル前地面に、なぞのアタッシェケースが2個置かれているのが見つかった。コードが出ていたことなどから、愛知県警では爆発物の可能性があると判断。周辺を封鎖して爆発物処理班を出動させ、騒然とする中、大掛かりに回収した。だが中身は鉄道のジオラマ(立体模型)。一部マニアに人気の高額商品といい、警察では鉄道ファンの忘れ物の可能性もあるとみて、持ち主を捜している。
現場は名古屋有数の繁華街、栄2丁目のビル通用口と歩道の間の敷地。5日午前8時半ごろ、このビルに本社がある服飾業者の男性役員が「不審なアタッシェケースがある」と愛知県警中署に通報した。
同署によると、男性がビルに出勤すると、通用口前の地面にアタッシェケースが2個置かれていた。警察官が駆けつけたところ、ケースは縦40センチ×横50センチと縦25センチ×横30センチの大きさで、大きい方のケースから、赤と黒のコードかリード線のようなものが、3本見えていたという。
そのため、県警では爆発物の可能性もあると判断。ビル前の道路を南北約100メートルにわたって封鎖し、機動隊爆発物処理班を出動させ、周囲は騒然となった。緊迫する雰囲気の中、処理班は重機を使うなどし、発見から約3時間後に回収を終えた。
県警が調べたところ、中身は爆発物ではなく、鉄道のジオラマだったことが判明した。開くと、片側が鉄道模型で、もう一方の側には空の風景画が描かれていた。ジオラマ部分には鉄道車両や線路のほか、山、林、家、橋、トンネルなどが縮小スケールで作られていた。見えていたのは、操作装置の配線だった。
この種の、アタッシェケースの中に収めたジオラマは、一部メーカーが製造。持ち運べるジオラマとしてマニアらに人気で、4万~二十数万円前後で販売されている。うち1社である玩具メーカー栄進堂(大阪市)によると、同社は昨年秋から数カ月間、希望小売価格5万2500円で計15個、受注生産販売した。その後、同製品の製造を海外のメーカーが引き継ぎ、それが国内で販売されているという。
同社では「今回見つかったのが、うちのものか他社製品か分からないが、配線がはみ出ることはあり得る」としている。
民主党の小沢一郎前幹事長は21日、国会内の衆院議員会館の事務所で、約3時間にわたって参院選の落選候補者らと次々に面会した。小沢氏は参院選期間中の8日以来、公的な活動を控えており、9月の党代表選に向けて再始動した。この日も「経済をよくしないと、増税はできない」と菅直人首相の消費税発言を批判した。
小沢氏と会ったのは、同氏主導で参院選に立候補し、落選した原田大二郎氏(山口選挙区)、三橋真記氏(兵庫選挙区)、河上満栄氏(京都選挙区)、本田浩一氏(熊本選挙区)、田村耕太郎氏(比例代表)ら。面会者によると、小沢氏は参院選について「(議席を)失うべくして失った。データを間違えるとああいうことになってしまう」と党執行部の選挙戦略を批判した。
小沢氏は面会場所として、国会外にある個人事務所などを使う場合が多いが、この日は目立ちやすい議員会館を使った。本田氏との会談には、鳩山由紀夫前首相のグループの松野頼久前官房副長官も同席し、9月の党代表選をにらみ、他グループとの接触も本格化させている。
一方、民主党執行部は21日、参院選総括の一環として、地域ごとに党所属国会議員から聞きとりをするヒアリングを始めた。会合では執行部批判が相次ぎ、小沢氏に近い松木謙公衆院議員は「しっかり筋目をつけてから、次に向かうべきだ」と責任を追及した。
(朝日)防犯カメラに映った人物と窃盗罪で起訴した男性(62)は別人だったとして、金沢地検が20日、金沢地裁で開かれた論告求刑公判で男性に無罪判決を出すよう求め、異例の謝罪をした。地検の古賀栄美(えみ)次席検事は閉廷後に記者会見を開き、「証拠の見方が甘かったことに尽きる」と語った。入子光臣(いりこ・みつおみ)裁判官は9月1日の判決公判で無罪を言い渡すとみられる。
男性は昨年8月に石川県白山市内のコンビニの現金自動出入機(ATM)で、盗難キャッシュカードを使って計100万円を引き出したとして松任署に逮捕され、否認のまま同11月に起訴された。男性はすでに釈放されている。
古賀次席検事は会見で「男性と映像の人物の同一性について慎重に判断すべきだった」と釈明。起訴の取り消しではなく、無罪判決を求めたことについては「公の場で男性の名誉が回復されるべきだと考えた」と述べた。
今回の事件で、地検はカードの入手方法や引き出された現金の使途を解明しないまま起訴していた。古賀次席検事は「得られた証拠を総合的に判断した」とし、起訴手続きは適正だったとの見方を示した。県警は松任署の松本邦寛署長が20日午後に男性宅を訪れ、本人に謝罪したという。
一方、男性は同日の公判の最終意見陳述で「警察に連れられて写真を見せられ、『お前だろう、お前だろう』と聞かれた。身に覚えがなく、とてもつらい思いをしました」と逮捕当時の心境を語った。閉廷後には、弁護人の織田明彦弁護士と、日弁連刑事弁護センター副委員長の奥村回(かい)弁護士が会見。奥村弁護士は第三者機関か、または県警と地検、弁護士会が共同で今回の事件を検証する必要があると提案した。
20日午後5時5分ごろ、北海道石狩市浜益区毘砂別(びしゃべつ)の国道231号の送毛(おくりげ)トンネル(全長1901メートル)内で、留萌市方向に向かっていた札幌市西区山の手7の6、小島武雄さん(53)の大型トラックが、対向してきた石狩市浜益句柏木、入江一尋さん(60)運転のマイクロバスと衝突。さらに後続のレジャー用多目的車(RV)がバスの後部に追突した。この事故で小島さんと入江さんが全身を強く打って死亡、乗客ら5人が骨折などの重傷、32人が軽傷を負った。
北海道警などによると、バスは札幌市北区の町内会老年部が借りたレンタカー。50~90代のメンバーがサクランボ狩りなどの日帰り観光から帰る途中で、乗客全員が負傷した。トラックは札幌市内に本社がある運送会社の所有で、郵便物を運んでいたという。RVは石狩市内の男性(29)が運転し、同乗の妻(32)と娘(2カ月)が軽傷を負った。
トンネルは片側1車線の直線で、留萌市側から約200メートル進んだ地点で事故が起きた。トラックが中央線を越えて対向車線にはみ出し、バスと衝突したとみられる。現場のトンネルは午後10時15分まで通行止めになった。
北海道内では今月17日、足寄町の道道で48人乗りの大型観光バスが対向してきたオートバイとの衝突を避けようとして路肩に転落して横転する事故があり、41人が重軽傷を負った。5月20日にも大空町の町道交差点で乗用車が観光バスと出合い頭に衝突し、17人がけがをする事故が起きている。【金子淳、今井美津子】
◇
現場の送毛トンネルでは、事故から4時間近くがたった午後8時50分ごろ、ようやくレッカー車でトラックとマイクロバスが運び出された。何かが燃えているようなにおいがトンネルの出入り口に漂う。トラックは前部が激しくひしゃげ、バスも内部の各座席シートがバラバラに倒れて、衝撃の大きさを物語っていた。
バスに乗っていたメンバーのうち、骨折したりガラスで腕を切ったりした28人は、近くの石狩市浜益国保診療所に搬送され、その後に札幌市東区の札幌東徳州会内の病院に移った。同病院の医師は「後部座席にいた乗客は、トラックに気付かず身構えていなかった分、前方に飛ばされていた。シートベルトをしていない人も多かったようだ」と話した。
乗客の札幌市北区、三井徳子さん(79)は「ぶつかった時はすごい衝撃で、気付いたら三つぐらい前の席まで飛んでいた。周りの人たちは血だらけだった。後続の車の若い男性が助けに来てくれ、バスの窓から逃げた」と事故の様子を生々しく語った。
別の男性(74)は「補助席に座っていたら、前から迫ってくるトラックのライトが見えた。気付いたら別の座席の下に足がはさまっていた。姿が見えない人もおり『大丈夫か』と叫び声が飛び交った。せっかくの旅行が台無しになった」とため息をついた。